千葉県柏市 に住む私。。 放射線量が高い地域ということで、「実際に自分の目で値を確認したい! 自宅の線量を測ってみたい!」 という思いから 今月7月5日、ガイガーカウンター SOEKS ECOTESTER (ソエクス エコテスター) を買いました。
で、取り敢えずは使えるようにはなったものの... 色々勉強しなくてはいけないんだな と思うことが多々ありました。 そこで、これまで 「解りやすい!」 と思った参考になる情報をまとめておこうと思います。
ガイガーカウンターを使う上での基本的なこと
放射線の正しい測り方 - 鈴木みそ | ブクログのパブー
野尻美保子先生 の ガイガーカウンターミーティングでの説明を、漫画化されたものです。 無料で読むことができます。 基本的なことを とても解りやすく解説されています。
ガイガーカウンター。βとγ?アルミ板? ... - Yahoo!知恵袋
こちらは知恵袋。 「なぜβ線は拾ってはいけないのですか?」 という疑問に対して、色々な意見(別の角度からの意見も)参考にすることができます。
SOEKS の特徴を 動画で一気に理解する
そもそも 何で SOEKS を選んだのかというと、予算的な部分が大きかったです。 性能は欲しいですが、高いガイガーには手が出せなかったので。。。 実際、使ってみて 個人的には十分満足していますが、クセのある機種だということは理解しておいた方が良さそうです。
2013/04/13 : YouTube から削除されていたので、貼っていた動画も外しました。
http://youtu.be/_9-J0CjJRY4
左が SOEKS-01M , 右が SOEKS ECOTESTER です。 基本的には同じものですが、それぞれにバージョンがあり、1回の測定時間 や 平均化機能の有無 (12回分の平均値を自動計算か) などの違いがあります。 右の エコテスター機能では、食品の硝酸塩濃度も測定できるようですが... 私はまだ一度も使ったことはありません。
※下の画像の内容 について、一部訂正がありますので、下の追記を参照してください。
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/lifeline/1309839617/ (
SOEKS★4 ) より抜粋
一番のポイントは 1回の数値 を読み取るのではなく、数分間のデータを平均化する というところだと思います。 平均化機能なしのバージョン であれば、メモ帳などに 少なくても1分以上 のデータを記録し、計算機などで平均を出す必要はありそうです。
私は、10秒計測×18回(3分) の記録を取るようにしています。 値が大きくブレた感じがした時は 再度3分 記録するようにしていますが、平均値 は結局同じくらいなることが多いです。
SOEKS表示値 に 「Co(コバルト)- Cs(セシウム)換算係数 0.772 を掛ける 」 という作業は 私は 省略していることが多いですが、公式データなどと比べる場合 などには ×0.772 をして数値を見る必要があるかもしれません。
追記 (2012/01/19) : コメントにて情報をいただきました。 SOEKS 01M は セシウム137校正 のようです。
The conversion from impulses per time into the dose rate is based on Cs-137. If other isotopes are present, the impulses per time can be directly displayed, and can be converted by using personal charts.
SOEKS 公式HP ( http://www.soeks.co.uk/faq.html ) より
また、「SOEKS 01M には出荷時期により6つくらいIDがあり、初期のID(バージョン)は コバルト校正 ではないか」 ということに関しては、現在 調べてくれている方がいるようです。
詳細は この記事のコメント を参照してください。
VIDEO http://youtu.be/Cph7V8KI2Ng
ベータ線を遮断するなら 「アルミは3mm以上でないと意味がない」 と言われることも多いようです。 特に、地表近くを測るときには、このくらいのアルミ板で遮蔽しないと 一般的に参考になる数値 は出せないのかもしれません。
VIDEO http://youtu.be/paUu7KkAn-Q
【 動画をUPされた方のコメントより 】
SOEKS-01M は安価な機種では、なかなかの性能ですが、電源ONからある程度の時間が無いと安定しないようです。 長時間測定していると、POLOMASTER1621 や RADEX RD1008 と何ら変わらない値になるので、上手く活用すればお買い得品かもしれません。
検証の結果は、「15分以上のアイドリング」をすると、安定するようです。
Ver1.4L(左) は平均化が無く、20秒単位でカウントするのみにの様なので、平均化の計算が必要ですが、次から次へと測定する場合には適していると思います。
Ver1.AL(右) はサウンドの細かな設定が追加されたので、カウント音無しでアラームのみの設定が可能になりました。 平均化のプログラムが有る為、空間線量の測定には良い感じですが、参考程度に個体を測定する場合は、電源をOFFにしてクリアーすると早く測定できます。
15分待つ... というのは結構大変ですね。。 今現在、この方法も含め検証中ですが、15分待っても 特別安定したって感じはありませんでした。 でも、「1分以上待つ」 ということは多くの方がしているようなので、時間に余裕のある時は 電源ON(測定スタート) から少し時間を置いてから記録するようにした方が良いと思います。
VIDEO http://youtu.be/mTJMejSbvP8
0.2以下はあまり得意とせず (高い値が表示されることも多く)、0.5以上の高い線量 の方が精度がよくなる という傾向はあるようです。
VIDEO http://youtu.be/50xUksn9YHE
特徴を知って正しく使えれば、十分性能を発揮できるガイガー だと思いますので、上手く活用していきたいです。 まずは 「色々 測ってみること」 だそうですよ。 私もまだまだ勉強中ですが... ツイッター では毎日の 計測データも載せています。